日本語の力を伸ばすことだけを目的にするのではなく、日本語を学ぶことを通じて、21世紀を生きる力を生徒に身につけてほしいと願い、実践している日本語の先生によるエッセーです。どのように授業をつくっていっているのか、そのプロセスを知ることができます。 |
教材づくりで大切にしていること
ニシムラ・パーク葉子 | |
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フリーランスライター | |
元オーストラリア・NSW州教育地域社会省中等教育部アジア言語学習推進プログラム支援オフィサー 2019年に新しく出版されたiiTomo Senior (iiTomoシリーズのハイスクール高学年用日本語教科書) の執筆にあたり、リードライターを務める。近年「21世紀スキル」をテーマとした国際的な教師対象のセミナーやワークショップなどの講師として、地球市民教育に取り組む先生方のサポートを行う。 |
グローバルな問題を自分のものとして考える
ニシムラ・パーク葉子 | |
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オーストラリア・NSW州教育地域社会省中等教育部アジア言語学習推進プログラム支援オフィサー | |
1990年、ハイスクールの日本語教師として渡豪。1998年よりNSW州教育地域社会省勤務。外国語としての日本語の教材開発を専門とし、現在アジア言語を奨励する企画等を進める。共書に日本語の教科書「未来」シリーズ、「iiTomo」シリーズ (Pearson Education) がある。ここ数年、継承語としての日本語教育に携わりこの分野における教材開発に意欲を示す。 |
社会との関わりをうむプロジェクト
稲原教子 | |
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アメリカンスクールインジャパン高等部日本語教師 | |
生徒たちが社会に出たときに必要な力は何か、そのために日本語の授業でどんなことができるのかを常に考え、ファシリテーターとして生徒の力を引き出すために、いろいろな活動を授業に取り入れている。青山学院大学文学部教育学科卒業。同大学大学院教育行政学専攻博士課程前期修了。教育学修士。ベトナム、ハノイ工科大学日本語センター主任教授。1998年より現職。共著に『ドラえもんのどこでも日本語』(小学館)がある。 |