春休みの旅行計画を立てよう
日本に滞在する期間が短い留学生たちが、休み中の「旅行計画」を作成するというプロジェクト。各自が希望する旅行先を選び、完成したプランで旅行に行けるという実用性も兼ね備えている。他の学生の発表を通して、日本の観光についてさらに興味を持つことができる点も魅力。
Category
- 言語
-
- 日本語
- 対象
-
- 大学生
- 活動タイプ
-
- プレゼンテーション
- 資料調査
- アウトプット
-
- スライド
- レポートや作文
- 話題分野
-
- 交通と旅行
Download
単元目標
学習レベル 3
・春休みに日本国内を旅行する計画を立て、口頭で発表することができる。
インタビュー
このプランは実践したものですか。
実践してみようと思ったものですか。
実現の可能性はありますか。
2015年度秋学期に実践したものです。
どうしてこのプランを作ろうと思ったのですか。
発想の原点はなんですか 。
「旅行」というテーマが学生の関心の高いテーマであることや、現実の生活に生かせる課題を行いたいと思ったからです。また、他の科目との関連で、他の科目で習った表現などを活用して実際に活動できるものだと考えたからです。
実践してみて生徒の反応はどうですか。
実践していない場合、生徒のどんな反応が予想され、または期待していますか。
計画を立てる際に様々な情報に触れたことや他の学生の発表を聞いたことで、今まで気づかなかったその土地の魅力に気づくことができたり、新しい発見をすることができたという点では好評でした。ただ、実際に自分が体験したことではないので、難しく感じた学生もいたようです。
このプランに対する自己評価を教えて下さい。
また、学習のめやすを取り入れた授業を試みるにあたって、どんな課題や効果があると思いますか。
学生の生活に合わせ、現実に使えそうな課題(テーマ)だと思いましたが、3×3+3の表に項目を書き入れていくと、文化やグローバル領域の部分に空いている部分が多いなと感じました。他の教員と共同で行う授業だったので、学習項目の分析、目標分解図など可視化できる資料があることでめざすところを理解してもらうことはしやすいと思いますが、それを一緒に考えて作成するというのはなかなか難しいものがあるなと感じました。
同業者仲間に向けて、ワンポイントアドバイスや感想を一言お願いします。
「旅行計画を立てる」という内容が中心でありながら、発表することに対して重点が置かれすぎ、計画を立てることについての比重が少なくなってしまったのが残念でした。そのため、自分で体験したものではないから発表しにくいという意見が出たものと思われます。実践する際にはその辺りの配分を考えるとよりよい活動ができるようになるかと思います。
執筆者
「外国語学習のめやす」マスター研修(2015)の修了者。参加当時は愛知県立大学非常勤講師(日本語担当)。