アカデミックライティングスキルに関する自分だけの手引きを作ろう
大学のレポートや論文のための、アカデミックライティングスキルを身につけるプロジェクトです。段落の構成、効果的な表現、同意と反論の示し方、引用の仕方などを学びます。実践者から「授業で学んだことを振り返る時間を設けることが、自分のレポートの振り返り、フィードバックを読む練習に繋がると思います。またClass Notebookを使うことで、レポートの全ての稿をすぐに見返せる形で残しておける点が便利だと思います」というメッセージが寄せられています。
Category
- 言語
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- 日本語
- 対象
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- 大学生
- 活動タイプ
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- ライティング
- リーディング
- 資料調査
- アウトプット
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- マニュアル
- レポートや作文
- 話題分野
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- ことば
- 人とのつきあい
- 地域社会と世界
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単元目標
・大学のレポートや論文のための、アカデミックライティングスキルを身につける
・今後、レポート作成の際に参照できるアカデミックライティングスキルに関する手引きを作成する(Oe365fficのClass Notebookを利用して)
・自分のレポートを、ルーブリックを参照しながら改善できる
・他の学生のレポートに関して、ルーブリックを参照しながらアドバイスができる
・アカデミックライティングスキルの習得過程を客観的に見ることで、新しいスキルを身につける方法を意識的に考えられる
インタビュー
このプランは実践したものですか。
実践してみようと思ったものですか。
実現の可能性はありますか。
実践してみました
どうしてこのプランを作ろうと思ったのですか。
発想の原点はなんですか 。
ライティングのクラスにおいて、毎時間の授業内課題や教科書の練習問題等はよくできているのに、実際のレポート作成時に、これまで授業中に学んできたライティングのための知識が生かせていない学生が多かったので、毎回何を学んだのか、何が疑問として残っているのか、自分の学習を振り返る時間を持つために授業ログをつけてもらうことにしました。
実践してみて生徒の反応はどうですか。
実践していない場合、生徒のどんな反応が予想され、または期待していますか。
全ての学生に効果があったとは言えませんが、授業中にやったことに関する振り返る時間に、その授業で理解できたこと、疑問が残る点を整理できていたようでした。授業中に質問できなかったことを、授業ログを通して質問する学生もいました。
このプランに対する自己評価を教えて下さい。
また、学習のめやすを取り入れた授業を試みるにあたって、どんな課題や効果があると思いますか。
授業ログの書き方をもう少し丁寧に指導し、毎授業後に十分な時間が取れるようにすれば、もう少し効果があったのではないかと反省しています。目標分解表を書くことで、自分が授業で取り組もうとしていることやその目的が明確になったので、「レポートを書くための技術の獲得」以外の目的を自覚して授業計画ができました。また教師側の目的を学生との共有しながら授業を進めることができると思います。
同業者仲間に向けて、ワンポイントアドバイスや感想を一言お願いします。
授業ログの書き方の説明は丁寧にしたほうが、その後がスムーズに進みます。また最初の数回は、授業ログを書くための時間を長めに設定しておく必要があります。
執筆者
大阪大学日本語日本文化センター非常勤講師を経て、甲南大学国際交流センター日本語特任講師。「めやす共同プランニング」メンバー。「めやす共同プランニング」とは、「めやす」マスターの阪上彩子氏を中心とする「Let‘sめやす」グループが、1年間オンラインで「めやす」での教え方、プロジェクトワークについていろいろな語学の教員と共同設計し実践するというプロジェクトです。