フジは私の大切な親友です。
保育所から今までずっと同じ学校に通ってきた。1クラスしかなかった中学を卒業し、高校2年生で初めて違うクラスになった時、ある発見をした。それはフジへの憧れの気持ちだった。それまではずっと同じクラスで気づかなかったけれど、フジがいないとそこには優柔不断でどこか素直になれない自分がいた。でもフジはいつも明るく、自分の意思で行動していた。気がつくとフジのまわりには私の知らない友達がたくさんいた。友達とふざけあったり、はしゃいだり、また、真剣な顔をしている姿を見ているうちに、楽しい高校生活を過ごしているフジがうらやましかった。
15年間、いつも一緒に学んできて初めてそれぞれ違う世界へ踏み出そうとしている今、フジは夢に向かって自分の道を少しずつ歩み始めている。だから私も、今までの自分を変えるための最初の第一歩を踏み出してみようと思う。それぞれの道へ進むには不安がたくさんあるけれど、これからもお互い励まし合っていきたい。
ケンカをして、何日も話さなかったことあったけど、楽しく思い出に残る高校生活にしてくれたフジに“ありがとう”と言いたいです。そしてそんなフジは何年経っても私の大切な親友です。
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