わたしの国の素敵なもの
留学生によるお国自慢のShow&Tell活動。国にある興味深いものについて紹介するスピーチをビデオに撮り、クラスメイト間で視聴してコメントしあう。ことばの学習と交流と文化理解が一体化した活動となっている。分かりやすくて、おもしろいという評価ポイントを先に出す効果は大きい。
Category
- 言語
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- 日本語
- 対象
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- 大学生
- 活動タイプ
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- 交流
- 作品制作
- アウトプット
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- コメント
- メールや手紙
- 台本
- 話題分野
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- 自分と身近な人びと
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単元目標
学習レベル 3
○ 国にある興味深いものについて、日本語でクラスメートに紹介することができる。
○ 分かりやすくて、おもしろいスピーチのビデオを作ることができる。
○ 自分のビデオにコメントを書いてもらうよう、メールで書くことができる。
○ クラスメートのビデオを聞いて理解し、コメントを書くことができる。
<この単元案のセールスポイント>
学生たちが自信を持って日本語のスピーチをするところです。
インタビュー
このプランは実践したものですか。
実践してみようと思ったものですか。
実現の可能性はありますか。
実践しているものです。
どうしてこのプランを作ろうと思ったのですか。
発想の原点はなんですか 。
クラスでこのプロジェクトのために割く時間はあまりなかったのですが、Show & tell なら、時間もとらずにおもしろくできるのではないかと思ったからです。
実践してみて生徒の反応はどうですか。
実践していない場合、生徒のどんな反応が予想され、または期待していますか。
最初、ビデオと聞いて、みんな嫌そうでしたが、実際ビデオを撮るのは本当に楽しいようでした。期限には少し遅れた人もいたが、みんなあまりにも凝ったビデオを撮ってきて、びっくりしました。お互い日本語でコメントしあっていて、楽しそうでした。
このプランに対する自己評価を教えて下さい。
また、学習のめやすを取り入れた授業を試みるにあたって、どんな課題や効果があると思いますか。
学生たちが楽しく取り組めたので、本当にやってよかったと思っています。スケジュールが組み込まれてあり、時間を割くのは難しかったですが、そのためチームティーチングをしている教師陣に理解を得るのが難しく、学生たちのビデオにコメントしてもらいたかったのですが、それがあまりできなかったのが心残りです。
めやすを取り入れたことで、ビデオをネット上に載せたり、いろいろな人にコメントしてもらったりなどのグローバルな視点をカリキュラムに取り入れることができたこと、また、評価ポイントが明確になり、学生たちがより一層モチベーションが高まったことはよかったと思います。
同業者仲間に向けて、ワンポイントアドバイスや感想を一言お願いします。
プロジェクトは、どこに評価を置くか分かりにくいので、学生たちに評価ポイントを先に見せることは、本当に重要だと思います。
執筆者
「外国語学習のめやす」マスター研修の修了者(2014)。参加当時、大阪大学非常勤講師。