撮影と交流の記録・広島県
概要
広島チームは、広島市、庄原市、尾道市と3ヶ所をまわり、できるだけいろいろな人と出会い、いろいろなものを見るということに重点を置いて、連日撮影に励みました。昼間に撮影した写真から、良く撮れた写真を選びだす作業は、ほぼ毎晩ホテルに戻ってから、、辛抱強く続けました。この作業に想像以上に時間がかかってしまい、東京へ帰る新幹線の中で、作品のテーマや構成を考えはじめました。
発表した作品は、構成面でいろいろと課題が多いと思います。原爆や平和の問題を作品の中でどう位置づけるかを十分話しあったかどうか、4人それぞれが十分に自分の意見を出したかどうか、異なる意見をいかに一つにまとめるかに腐心したかどうか、「いい写真」はたくさん撮れたが「自分にとって大切な写真」はどの写真なのか、発表用に用いた言葉はもっと自分らしい言葉として深く掘り下げられるのではないか……。
しかし、限られた時間の中でこの作品を作り上げた4人は、本当によく頑張ったと思います。撮影中は連日猛暑に見舞われ、体力的にも精神的にもとても大変な5日間だったと思います。しかし、誰一人として、ひと言も弱音を吐かなかったのは、本当に立派でした。
なによりも、コースケ、さわこ、ダニエル、エミリー、この4人でなければ、これらの写真は撮れなかったということは忘れてはならないと思います。撮る人と撮られる人の間に、たとえ一瞬でも信頼感や寛容ともいうべき絆がなくては、これらの写真は生まれませんでした。別の誰かでは、これらの写真は存在しなかったのです。4人はとても素晴らしいものを、私たちに見せてくれたと思います。
4人は不思議にも、最初から自然と仲良くなることができました。チームワークは、とても良かったと思います。エミリーの誕生日プレゼントを本人に内緒で用意して驚かせようという計画も、良い思い出になりました。
広島では本当に多くの方々にお世話になりました。4人が発表のテーマにしたように、広島という土地の豊かさ、そして出会った大勢の方々の豊かな気持ちに支えられた5日間でした。本当にありがとうございました。
(広島チーム担当スタッフ 藤掛敏也)
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