撮影と交流の記録・広島県
【担当者より】
午前中は庄原市内で撮影しました。出発前、エミリーが撮影の疲れからホームシックになってしまいました。でも、公園にみんなで出かけて、けん玉やコマなど日本の昔遊びを体験しながら楽しく過ごしているうちに、だんだんと笑顔が戻ってきました。庄原格致高校の売店で仕事をしている田辺さんが撮影に同行してくださって、持ち前の明るさと笑顔でみんなを元気にしてくれました。広島チームがテーマに選んだ「豊かさ」とは、この旅で出会った多くの人々から感じた、「身近な人を思いやるやさしい気持ち」だったのではないでしょうか。特に田辺さんとの触れ合いから、彼らはそれを最も強く感じたのだと思います。公園でみんなが、子どもに戻ってはしゃぎ回りながら撮った写真からは、楽しい気持ちが弾けていました。
午後はバスで尾道へ移動しました。街を散策しながら、美しい景色を撮影したり、出会った人に声をかけたりしました。路地裏には猫がたくさんいて、コースケは凛とした表情の猫を撮っていました。コースケは初心者とは思えないほど、素敵な写真を撮ります。もちろん猫の写真も良かったけれど、何といっても彼の撮る人物写真は抜群に良いのです。彼の写真に写っている人は、実にくつろいだ良い表情をしています。彼の爽やかで明るい性格が、相手に跳ね返って、写真にそのまま写りこんでいるんだと思います。