撮影と交流の記録・広島県
【担当者より】
昨晩から今日の午前中まで、4人はホームステイを体験させてもらいました。特に海外から来たダニエルとエミリーにとっては、充実した体験になったようでした。エミリーは、近所の保育園に案内してもらって、小さな子どもたちを実にイキイキと撮っていました。笑顔がとても素敵なエミリーにカメラを向けられた人は誰だって、自然と笑顔になってしまうんじゃないかと思います。子どもたちに向かって「かわいぃ~」を連発しながら、写真を楽しそうに撮っているエミリーの姿が、写真を見ると目に浮かんできます。
午後は、畳屋さん、鍛冶屋さん、表具屋さん、判子屋さんの取材へ。誰もが、プロ職人の見事な技を食い入るように見つめていました。判子屋さんを訪れたダニエルは、手ぼりの印鑑制作の様子とレーザー光線で印鑑を作る機械を見て、職人の技に加えて最先端の技術を用いることで、日本の伝統文化である印鑑が作られていることに感動していました。ダニエルは化学などの理系分野に造詣が深く、鍛冶屋さんが解説してくれた鋼や鉄の知識もすぐに理解していました。また、彼は写真に関する知識や経験も豊富で、プログラム中は常にタフに行動し、様々なことに深い関心を示しながら、鋭い視点で写真を撮っていました。