学校施設
がっこうしせつ
School facilities
高校の校舎などの面積は、生徒1人あたりの校地面積が70平方メートル、運動場面積30平方メートル、校舎床面積10平方メートルという基準がある。 日本の学校の敷地面積は地域的な差異が大きい。都心部にある学校は狭く、郊外にある学校は広いという傾向がある。1校あたりの土地面積を学校種別ごとに見ると、学校段階が上るにつれて拡大する。2000年における1校あたりの平均土地面積は小学校16,039㎡、中学校23,676㎡、高校60,808㎡となっている。 校舎は3、4階建てのところが多く、平均的な高校にはおおむね次のような校内設備がある。 教室は、各クラスの教室(クラスは特定の教室を持ち、同じクラスに所属する児童・生徒は、ほとんどの教科の授業をその教室で一緒にうけることが一般的である)《→クラス・ホームルーム》、家庭科室、美術室、音楽室、理科室、社会科室(各教科の授業や実習、実験を行う)、LL教室《→英語・外国語教室》、パソコン教室《→情報教育》などがある。 体育関係の設備として、校庭、体育館、プール、テニスコート、バレーボールコートなどがある。そのほか、トレーニングルーム、剣道場、柔道場などがある学校もある。校庭には一般的に、鉄棒、砂場が隅に設けられている《→体育教育》。ほかに、サッカーゴールやハンドボールゴール、野球用のネットなどの器具がある。また、各クラブで使用する備品などを保管したり、着替えをしたり、ミーティングを行ったりする部室を設けている学校もある。 教職員関係の設備として、職員室、事務室、警備員室、用務員室、校長室、会議室、印刷室などがある。職員室は、教師が授業のないときや休み時間、放課後などに仕事をするための場所である。小中学校はすべての教師がひとつの職員室にいるのに対し、高校では専科制が強くなるため、教科ごとに職員室が分かれている学校もある。 その他の設備として、進路指導室、保健室、カウンセリング室、図書室、生徒会室《→生徒会》などがある。カウンセリング室には、文部科学省が派遣しているスクールカウンセラーをはじめ、臨床心理士が子どもたちの悩みを聞いたり、教師に助言を与えたりするほか、ときには保護者の相談にものる。進路指導室では、進路に関する資料を閲覧できるほか、進路に関して教師に相談することもできる。保健室は本来、養護教諭が、体調が悪くなったりけがをしたりした児童・生徒に応急手当を行うところである。しかし、最近ではクラスになじめない児童・生徒が保健室を利用するということもある。《→不登校》 また、食堂やカフェテリア、昼食のパンなどを販売する購買部などがある。食堂やカフェテリアでは、比較的安い値段で栄養や量に配慮した食事を出している。定食メニューなども一般的である。
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