あるルーブリック評価の問題点と改善案
TJFは、「めやす」を取り入れた実践者育成の一環として、2013年度より8言語の担当教員を対象とする「マスター研修」を実施しています。第二期研修の修了者である齊藤公輔先生(中京大学/ドイツ語)が、「めやす」的実践中のルーブリック評価について考察した成果を、言語教育エキスポ2015で発表しました。
Category
- 言語
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- ドイツ語
- 対象
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- 大学生
- 活動タイプ
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- 作品制作
- アウトプット
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- 動画作品
- 話題分野
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- 学校生活
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中京大学の齊藤公輔先生(「外国語学習のめやす」マスター研修2014修了者)の実践研究発表を紹介します。
発表の概要(予稿集の「1 はじめに」より)
本発表は,平成26 年~28 年度科学研究補助金基盤研究(C)『ドイツ語教育におけるツール活用型プロジェクト授業モデル開発と戦略的評価方法の構築』(課題番号25370667)の助成を受けている。本発表では特に評価方法の構築の観点から,実践したプロジェクト授業のルーブリック評価を批判的に検討するものである。
発表場所
言語教育エキスポ2015(プログラムと予稿集全文)
http://www.waseda.jp/assoc-jacetenedu/expo2015.pdf
アブストラクト
ドイツ語のプロジェクト授業「大学紹介ムービー作成」の評価基準にルーブリックを用いたが、本発表ではこの中の文章表現(文法)項目を取り上げる。この項目は他の項目に比べ点数が低い傾向にある。学習者アンケートを分析することでその原因や特徴的傾向を探り、そこから本項目を設定する際のより良い方策を提案する。その際、特に授業における学習者主体的の文法学習スタイルについて考える。
当日の発表スライド(Prezi)
http://prezi.com/pk_uhitmga4s/
執筆者
1987年6月に講談社、王子製紙、大日本印刷、凸版印刷、日本製紙、三菱東京UFJ銀行、計6社の出捐によって設立された事業型財団で、2011年4月に公益財団法人移行しました。国内外の学校、教師、行政機関、民間団体と連携して、日本と海外の子どもたちが互いのことばと文化を学び、交流する場をつくる事業を中心に行っています。
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